・・・- - - ・・・
青のカーソルが点滅する感覚が久しぶりだ。
せんたくものの上にねころがりながら文字を打っている。
藍・灰・白の層、
ポリエステル・レース・細いリボン
サテン・コットン・ニット、
ろくな時間の使い方をしていないせいで
記録を残さないとちゃんと私がいたのかわからない。
こんなのじゃダメだって知っててもっとダメになる気持ちよさ知りたくなかったね。
ー
18になった。
口紅もタイトスカートも香水も
パチンコもエロ本も
TSUTAYAのカーテンの奥も白票も許される。
でも全然おとなじゃない。
不安と安心の共生が有り得てしまっている。
ー
りんご飴を食べたことがなかった。
美味しい時期じゃない果物を買わせるために
色のついた砂糖を絡めて売ってると思っていたから、
失礼ながら美味しいことに驚いてしまった。
渋谷か新宿にりんご飴の専門店があるそうなので行ってみたい。
親の実家で採れる野菜は美味しい。
適当な量の野菜を
適当に切って
適当に煮て
適当に味付けしても十分に美味しくなる。
一人暮らしを見据えて、
ちょっと母親が羨ましいと思う。
お米もジャガイモも玉ねぎもトマトも胡瓜もカボチャも茄子も実家から送られてくる。
しかも結構な量がある。
あとは、梅酒とか。乾麺とか。
こういう仕送りがあるだけでも
生活費が浮くと思う。
ちょっといいな。
浪人しそうなのに一人暮らしのことを考えている。
早く大きな本棚と自分のキッチン、食器が欲しい。
立地も治安も環境も嫌いだけど
1年かかってようやく自室に愛着が湧いてきたから、もう1年くらいここに住んでも良い気もする。
いまは部屋にカーテンと蚊帳とイルミネーションが欲しい。