人間性と倫理観の欠如

穴があっても入れない人へ

返報性の原理に親を殺されました

 

 

 

 

 

 

死んじゃった夏の葬式が終わらない。

最初から生きてなんていなかったのかもしれない。

 

 

 

じゅうぶん幸せなはずなのに過去の不幸に縋らないと

上手に生きていけない。

弱者で居続けたかった。

支えがないと立てないままでいたかった。

 

 

自転車の後ろを支えてもらっている時の安心感が

お金で買えるなら多分Amazonで箱買いするし、

手放されたときの恐怖が除去できるなら

業者にお願いすると思う。

 

 

 

 

自分の死因と同じことを他人にもしかけていること、

それを自覚していながらも度々見て見ぬふりをしそうになること、

 容赦なく保護膜に爪を立てては少し後悔すること、

ぜんぶが怖くて投げ捨てたくなる。

 

解放とともに孤独になるのが耐えられないので

そんなこと口が裂けても言えないのだけど。

自殺する夢を見た。

 
 
自分は中学校にいて、
受験直前の面談の順番待ちをしていた。
 
順番待ちをしている間、
紙を渡されるのだけど、
その紙の内容が女の子の両腕に×
が描いてあるものだった。
 
両腕を切って死ね、という指示だと思い、
自分の鞄から包丁を取り出して
腕に突き立てる。
 
意外と血が出なくて焦る。
だって夢だもの。
 
 
 
面談の時間が終わり、
屋上で開かれる集会の時間になる。
 
私はとにかく焦っていた。
集会が始まる前になんとかして
死ななくてはならないと思った。
 
目の前に引っ掛けてあった紙袋の中に
包丁を入れる。
 
包丁だけじゃ死ねないかもしれない、
と思い、首を絞める為の充電コードも入れる。
 
ああ、好きな人に遺書を書かなきゃ
と思い、ノートとペンも入れる。
 
 
なるべく他人に迷惑が
かからないように
人が少ない場所で死ななくてはならないと思い、
人を掻き分け階段を駆け上がる。
 
 
屋上の1区画を越えようとした時に
「山本先生*1に報告するぞ」
と、元剣道部顧問から声が上がる。
 
元剣道部顧問が割と好きだったので
言うことに逆らえず、
どうしよう、
この場で死ななきゃならないのか、
パニックになる。
 
 
 
じゃあもう飛び降りにシフトしよう
と急いでノートを開いた。
 
昔の自分の絵とかが出てきて
涙が出そうになる。出ないけど。
 
手が震えて文字が上手く書けない。
 
そうこうしているうちに
集会の開始時刻になってしまう。
 
私は真面目なので、
難儀だ!と叫びながら
自分の定位置につく。
 
周りには知り合いが誰もいなくて、
というより知り合いの筈なんだけど
誰一人として顔が思い出せなくて
より一層不安を掻き立てる。
 
包丁が入った紙袋が見つかったら
先生に没収されてしまう、と
怖くなり、挙動不審になる。
とりあえず包丁だけ懐に入れる。
 
なおさら犯罪者の要素が増えた、
と懐に入れたことを後悔する。
 
いっそこいつら殺してやろうか、と
包丁のカバーを抜き取るが、
顔も知らんような人間を殺しても
楽しくないし服は汚れるし
先生にもきっと怒られてしまうだろうからやめにする。
 
 
 
 
 
 
戸「ガラガラ」
母親「おにぎり*2あげるから犬の散歩してきて」
 
 
 
起きた。
 
 
 
 
 
(*1…中学校にも高校にも
        山本先生はいない。
*2…五目おにぎり。
       添い寝によって潰れてしまった。)

シャワー浴びてて思ったこと

小学生の頃、
自分がつまらない大人になるのが
すごく怖かった
今見えてる世界が見えなくなることも
今見えてない世界が見えることも
怖かった

当時の自分にそれを言葉にする力は
なかったけれど、
漠然と抱いていた沢山の不安の
一つがそれだった。



でも年を重ねる毎に
どんどん自分がつまらない人間に
なっていく。

目の死んでる大人と
同じ生き物になりたくないのに
いまそれになろうとしている


成長を拒むことで
体と環境の間に齟齬が生じる




生き辛い

やり過ごすことも満足に出来ない

飼ってもいなければ飼うつもりも飼う資金もないハムスターのことを考えながら数学の時間を潰し続ける。

 
取り返しの付かない程 最低の屑になってしまったから本格的に死ぬ支度をしたいと思う。
このままどんどん他人に軽蔑されて嫌われて
のうのうと生き続けるくらいなら
早く人生を終わらせる方が懸命な判断に思える。
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