人間性と倫理観の欠如

穴があっても入れない人へ

どうして堕胎しなかったんですか

安眠に期待を込めて抱き枕になすりつけた香水の匂いがとっくに飛んでいた。
仕方なく自分のうなじに振りかけて眠ることにした。
動くとふわっと香ってきて心地よい。


身体の節々が痛いので柔軟をした。
寝る前に柔軟をするのはなんだか健康な感じがして好きだ。

今朝コンビニで買ったお茶をまだ飲み終わっていないことに気が付いたので一気に飲んだら胃が痛くなってしまった。

 

自分以外の家族が全員体調を崩していて、家を出る時に自分以外はみんな家にいるのがなんとなく悲しい。
母親は微熱で半休とってるし、曾祖母と父親は毎日家にいる。弟はインフルエンザで出席停止、犬は毎日自宅警備

もしも、例えば、もし、仮に、
自分しか外に出ない生活が毎日続いたとして。
自分はきっと引きこもってしまうだろうと思う。

曾祖母が来てから暫く忘れていたけれど元々わたしだけ家族から省かれることが多かったので、全員が同一空間に長くいる事に不安がある。

引っ越す前。半年くらい前は、高い海鮮料理も安いラーメンも私抜きで楽しんでいたし、会話も私が話しかけると無視を決め込まれたり、聞いてくれても頓珍漢な答えが返ってきたりろくに聞かずに真っ向から否定されたりした。

今も大して耳を傾けてくれる訳では無いが、今までよりはマトモに会話ができているし、なにより曾祖母の前で汚い言葉を使えないので故意に傷付けられることがない。
父親は曾祖母が来てから呑みに出掛けないので、比較的しっかり頭を回して喋るようになった。
酔うと怒鳴り散らす癖は変わらないし、弟に手出しはするし母親を理不尽に泣かせるけど、自分は部屋に篭って他のことに没頭していれば直接的には危害がまわってこないので少し楽だ。

 

 

生活苦でアイデンティティを獲得していた。

泥酔した父親から顔に唾を吐きかけられ、首を絞められ必死にダイヤルを押した先で母親に助けを求めたら「くだらない」と吐き捨てられ、弟からも父親と一緒になって蹴られて罵られて、泣いてる時慰めてくれるのは犬しかいなかった時の方が正直言って生きた心地がしてた。


自ら私の口に腕を突っ込んで「噛め」なんて言ったせいで出来てる歯形を見ながら
「昔はお前に噛まれたりしたな(笑)」
とか言ってるの見ると虫唾が走るし、
弟と喧嘩して下衆な手使ってブチ切れられて出来たアザを誇らしげに見せてくるのも正直イライラするけど、背負い投げされたり空き缶を顔に投擲されてたあの時よりはマシだと思って何も言わずにヘラヘラやり過ごしている。

 

蛙の子は蛙。
ろくでなしから産まれた私もろくでなしなんだろうけど
出来る限り抗って、きちんとした人間になりたい。